トロポニンとBNPの使われ方

使われ方の違い

項目トロポニンBNP / NT-proBNP
主な意味心筋障害心負荷・心不全
代表的な場面急性心筋梗塞疑い、胸痛、急性冠症候群心不全疑い、息切れ、浮腫、心不全管理
何を見ているか心筋細胞が傷害され、細胞内蛋白が血中へ漏出した状態心室壁が伸展し、心臓に圧・容量負荷がかかった状態
主な使い方急性イベントの診断・除外診断、重症度評価、経過観察、治療効果判定
測定頻度救急・急性期で集中して測定外来・入院・慢性管理で広く反復測定
解釈の軸上昇・下降の時間変化、99パーセンタイルカットオフ値、年齢・腎機能・肥満の影響、経時変化


トロポニンは心筋細胞の障害を示すマーカーである。急性心筋梗塞を疑う胸痛患者では、心筋が虚血や壊死で傷害されていないかを評価するために測定される。近年は高感度トロポニンにより、発症早期の軽微な心筋障害も検出しやすくなった。一方、BNPは心室壁が伸展したときに分泌されるホルモンで、心不全や容量負荷・圧負荷を反映する。つまり、トロポニンは「心筋が傷ついたか」、BNPは「心臓に負荷がかかっているか」を見る検査である。BNPは慢性心不全の経過観察にも使われるため、反復測定されやすい。

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