線維化

 

線維化は、炎症や組織障害が長く続くことで起こる過剰な修復反応である。マクロファージなどの炎症細胞がTGF-β、PDGF、IL-13などを放出し、線維芽細胞を刺激する。活性化した線維芽細胞は筋線維芽細胞へ変化し、コラーゲンなどの細胞外基質を大量に産生する。通常は修復後に収束するが、刺激が持続すると基質の分解が追いつかず、組織内に蓄積する。その結果、臓器は硬くなり、肺、肝臓、腎臓、心臓などで機能低下を起こす。


線維化の機序

  1. 炎症細胞が集まり、不要物を除去する
    好中球やマクロファージが集まり、病原体、壊死細胞、細胞破片を除去する。
  2. 炎症刺激が持続する
    感染、組織障害、代謝異常、免疫異常が残り、炎症が終わらない。
  3. マクロファージが線維化シグナルを出し続ける
    TGF-β、PDGF、IL-13、TNF-αなどが持続的に放出される。
  4. 線維芽細胞が過剰に活性化する
    線維芽細胞が増殖し、筋線維芽細胞へ分化する。
  5. 細胞外基質が過剰に産生される
    コラーゲン、フィブロネクチン、プロテオグリカンなどが大量に作られる。
  6. 分解より沈着が優位になる
    細胞外基質の分解が追いつかず、組織内に蓄積する。
  7. 組織が硬化し、臓器機能が低下する
    肺ではガス交換低下、肝臓では肝硬変、腎臓ではろ過能低下、心臓では拡張障害につながる。











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