肺結核

肺結核は、結核菌が肺に感染して起こる慢性感染症である。咳やくしゃみで飛散した菌を吸い込むことで感染し、免疫で抑えられれば潜伏するが、免疫力低下、高齢、糖尿病、低栄養、免疫抑制薬使用などで発症しやすくなる。症状は2週間以上続く咳、痰、微熱、寝汗、体重減少、血痰などである。排菌が確認された場合は、周囲への感染を防ぐため隔離し、抗結核薬を複数併用して治療する。


1. 結核菌の吸入
肺結核患者の咳・くしゃみで飛散した飛沫核を吸入し、結核菌が肺胞まで到達する。

2. 肺胞マクロファージへの侵入
結核菌は肺胞マクロファージに貪食されるが、細胞内で殺菌されにくく、一部はマクロファージ内で生存・増殖する。

3. 細胞性免疫の活性化
T細胞を中心とした細胞性免疫が働き、感染部位に免疫細胞が集まる。結核菌を封じ込めるため、肉芽腫が形成される。

4. 潜伏感染または発症
免疫が十分なら菌は封じ込められ、潜在性結核感染となる。免疫力低下、高齢、糖尿病、低栄養、免疫抑制薬使用などがあると菌が再増殖する。

5. 肺病変の進行
炎症により肺組織が障害され、乾酪壊死や空洞形成が起こる。空洞内では菌が増えやすく、喀痰中に排菌される。

6. 周囲への感染拡大
排菌状態では咳により結核菌が空気中へ広がる。感染性が高い場合は隔離し、抗結核薬による治療を開始する。













このブログの画像の使用はフリーです。フリー素材ライブラリー

資料詳細

低血糖

吸引異常エラー

2型糖尿病