カブトガニの血液

カブトガニの血液は、酸素運搬に銅を含むヘモシアニンを使うため青く見える。血球成分にはアメーバ様細胞があり、細菌由来のエンドトキシンや真菌由来のβ-Dグルカンを検知すると凝固反応を起こす。この反応を利用したLAL試薬は、エンドトキシン検査やβ-Dグルカン検査に応用され、敗血症や深在性真菌感染症の診断補助に重要である。



日本ではカブトガニは希少生物で、国内個体をLAL試薬原料として捕獲・採血する産業利用は困難である。一方、LAL試薬やエンドトキシン検査の使用は禁止ではなく、主にアメリカカブトガニ由来原料が使われてきた。アメリカでは許可下で捕獲・採血後に海へ戻す運用が続くが、死亡率や繁殖影響が問題視され、組換えFactor Cなど代替試薬への移行が進む。

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