免疫チェックポイント阻害薬

免疫チェックポイント阻害薬は、PD-1/PD-L1などの免疫抑制経路を遮断し、T細胞によるがん細胞攻撃を回復させる薬である。肺がんでは非小細胞肺がんを中心に、進行例の延命、再発抑制、化学療法との併用で有用性が示されている。近年は進行がんだけでなく、切除可能なⅡ〜Ⅲ期肺がんで術前化学療法との併用や術後治療にも拡大している。一方、間質性肺炎、甲状腺炎、大腸炎など免疫関連有害事象の管理が重要である。



種類主な薬剤例適応する主ながん
抗PD-1抗体ニボルマブ、ペムブロリズマブ非小細胞肺がん、悪性黒色腫、腎細胞がん、頭頸部がん、食道がん、胃がん、尿路上皮がん、MSI-High固形がん、子宮頸がん、子宮体がん、悪性リンパ腫など
抗PD-L1抗体アテゾリズマブ、デュルバルマブ、アベルマブ非小細胞肺がん、小細胞肺がん、肝細胞がん、胆道がん、尿路上皮がん、腎細胞がん、メルケル細胞がん、胸腺がん、子宮体がんなど
抗CTLA-4抗体イピリムマブ、トレメリムマブ悪性黒色腫、腎細胞がん、非小細胞肺がん、悪性胸膜中皮腫、食道がん、肝細胞がん、MSI-High大腸がんなど

代表的な製品で見ると、**キイトルーダ(ペムブロリズマブ)**は非小細胞肺がん、腎細胞がん、トリプルネガティブ乳がん、子宮体がん、子宮頸がん、胃がん、胆道がん、食道がん、頭頸部がん、悪性胸膜中皮腫など幅広いがん種で使われる。

**オプジーボ(ニボルマブ)**は、PD-1経路を阻害して抗腫瘍免疫を再活性化する薬で、悪性黒色腫、非小細胞肺がん、腎細胞がん、胃がん、食道がん、頭頸部がん、尿路上皮がん、MSI-High大腸がん、原発不明がんなどに使われる。

**イミフィンジ(デュルバルマブ)**は、非小細胞肺がん、小細胞肺がん、肝細胞がん、胆道がん、子宮体がん、膀胱がんなどで使われる。**バベンチオ(アベルマブ)**はメルケル細胞がん、尿路上皮がん、腎細胞がんが代表である

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