以下に水溶性ビタミンの一覧と、それぞれの約200文字説明を示す。
ビタミンB1(チアミン)
糖質代謝に不可欠で、ピルビン酸をエネルギーに変換する補酵素。神経や筋肉の正常な機能維持にも関与する。欠乏すると脚気やウェルニッケ脳症を生じ、末梢神経障害や心不全を引き起こすことがある。
ビタミンB2(リボフラビン)
脂質・糖質・蛋白質の代謝に関与し、酸化還元反応の補酵素として働く。皮膚や粘膜の維持に重要で、不足すると口角炎や舌炎が現れる。発育促進にも関係し、成長期に欠かせない。
ビタミンB3(ナイアシン)
NAD⁺やNADP⁺の構成要素として多くの酸化還元反応に関与。エネルギー産生や脂質代謝を支える。欠乏時にはペラグラを発症し、皮膚炎・下痢・精神障害(3D症状)が特徴となる。
ビタミンB5(パントテン酸)
CoA(補酵素A)の構成成分であり、脂肪酸やステロイド、神経伝達物質の合成に不可欠。エネルギー代謝全般を支える。欠乏はまれだが、疲労感や神経障害を伴うことがある。
ビタミンB6(ピリドキシン)
アミノ酸代謝・神経伝達物質合成・ヘモグロビン合成に関与。欠乏すると皮膚炎、貧血、神経障害が生じる。ホモシステイン代謝にも関わり、動脈硬化予防にも重要。
ビタミンB7(ビオチン)
カルボキシラーゼ反応の補酵素として糖新生や脂肪酸合成に関与。皮膚や毛髪、爪の健康維持に寄与。不足すると皮膚炎や脱毛を生じる。生卵白の過剰摂取で吸収阻害が起こる。
ビタミンB9(葉酸)
DNA合成と細胞分裂に必須。特に胎児の神経管形成に重要で、妊娠初期の欠乏は先天異常の原因となる。巨赤芽球性貧血の予防にも関与。B12と協働して核酸代謝を行う。
ビタミンB12(コバラミン)
核酸と脂質代謝、赤血球形成に関与。神経髄鞘の維持にも不可欠。欠乏で巨赤芽球性貧血や神経障害を起こす。動物性食品に多く、菜食主義者では不足しやすい。
ビタミンC(アスコルビン酸)
強力な抗酸化作用を持ち、コラーゲン合成に必須。毛細血管や歯茎、皮膚の維持に関与。鉄吸収を促進し、免疫機能も高める。欠乏すると壊血病を生じ、出血や創傷治癒遅延が起こる。
酵素のビジュアル
以下に**人体に必要な主要ミネラル(必須ミネラル)**を一覧化し、各項目を約200文字で説明する。
(分類:主要ミネラル=必要量多/微量ミネラル=必要量少)
■主要ミネラル(マクロミネラル)
カルシウム(Ca)
骨・歯の主成分で、体内ミネラルの約99%を占める。残りは血液や細胞に存在し、筋収縮・神経伝達・血液凝固などに関与。不足すると骨粗鬆症やテタニー、過剰では腎結石や高カルシウム血症を生じる。
リン(P)
カルシウムと共に骨を構成し、ATPや細胞膜リン脂質などエネルギー代謝に不可欠。酸塩基平衡維持にも関与。過剰摂取は腎障害やカルシウム代謝異常を招きやすい。
マグネシウム(Mg)
300種類以上の酵素反応に関与し、ATP利用・神経伝達・筋収縮を調節。欠乏すると筋けいれん、神経過敏、不整脈を起こす。カルシウムと拮抗して筋・神経のバランスを保つ。
ナトリウム(Na)
体液の主な陽イオンで、浸透圧・血圧・水分バランスの調整を担う。神経伝達や筋収縮にも関与。過剰摂取は高血圧の主要因となり、制限が重要。
カリウム(K)
細胞内の主要陽イオンで、ナトリウムと拮抗して膜電位を維持。心筋・神経・筋肉の正常機能に不可欠。欠乏は不整脈や筋力低下、過剰は腎機能障害時に致命的不整脈を引き起こす。
塩素(Cl)
体液中の主要陰イオンで、ナトリウムと共に浸透圧を維持。胃酸(HCl)の構成成分として消化に関与。不足は代謝性アルカローシスを招くが、通常は食塩から十分摂取できる。
硫黄(S)
アミノ酸(システイン・メチオニン)やビタミンB群に含まれ、蛋白構造の安定化や解毒に関与。皮膚・毛髪・爪の健康を保つ。通常、タンパク質摂取で不足は起こらない。
■微量ミネラル(トレースミネラル)
鉄(Fe)
ヘモグロビン・ミオグロビンの構成成分で酸素運搬を担う。欠乏は鉄欠乏性貧血を、過剰は肝障害やヘモクロマトーシスを引き起こす。吸収はビタミンCで促進される。
亜鉛(Zn)
300種以上の酵素活性に関与し、味覚・免疫・創傷治癒・DNA合成に重要。欠乏で味覚障害、皮膚炎、免疫低下が起こる。成長期や感染症時に需要が高まる。
銅(Cu)
鉄の利用促進、コラーゲン合成、抗酸化酵素活性に関与。不足は貧血や骨異常を引き起こし、過剰では肝障害(ウィルソン病など)を起こす。
マンガン(Mn)
骨形成、糖・脂質代謝、抗酸化酵素(Mn-SOD)に関与。欠乏は成長障害や代謝異常、過剰は神経障害を生じる。
ヨウ素(I)
甲状腺ホルモン(T3・T4)の構成元素。成長・代謝・体温調整を制御。不足で甲状腺腫や発育障害、過剰で甲状腺機能異常を起こす。
セレン(Se)
抗酸化酵素(グルタチオンペルオキシダーゼ)に関与し、細胞を酸化ストレスから保護。不足で心筋障害(克山病)や免疫低下を起こす。
クロム(Cr)
インスリン作用を補助し、糖・脂質代謝に関与。欠乏で耐糖能低下や高脂血症、過剰で腎障害を生じることがある。
モリブデン(Mo)
尿酸生成など酸化還元酵素の補因子。欠乏はまれだが代謝障害を生じる。過剰摂取では銅代謝障害を引き起こす。
水溶性と脂溶性








