高血圧は、血管内圧が慢性的に高い状態で、一般に140/90 mmHg以上が目安となる。自覚症状は少ないが、血管壁への負荷により動脈硬化を進め、脳卒中、心筋梗塞、心不全、腎障害のリスクを高める。日本では成人の約40〜50%、世界では約30%が該当する。中高年では動脈硬化により収縮期血圧のみ高いタイプが多い。一方、若年〜中年では末梢血管抵抗や交感神経優位により、拡張期血圧だけが高いこともある。
高血圧は、血管内の圧力が慢性的に高い状態である。多くは自覚症状に乏しいが、血管壁へ持続的な負荷がかかり、動脈硬化を進行させる。結果として脳卒中、心筋梗塞、心不全、腎機能低下、大動脈疾患などのリスクが高まる。原因には加齢、肥満、塩分過多、運動不足、飲酒、ストレス、遺伝、腎疾患や内分泌疾患がある。血圧管理は、生活習慣の改善と必要に応じた薬物治療で行う。
■ 日本(代表的な疫学)
成人の約40〜50%が高血圧に該当するとされる。特に高齢層では有病率が上昇し、60歳以上では60%以上に達する。
■ 世界全体
世界保健機関の推計では、成人の約30%前後が高血圧。地域差があり、低〜中所得国で増加傾向。
高血圧は、収縮期血圧または拡張期血圧が基準値以上に高い状態である。
収縮期血圧
心臓が収縮して血液を押し出すときの圧。
高い場合、動脈硬化や大動脈の硬さ、心拍出量増加の影響を受けやすい。
一般に 140 mmHg以上で高血圧の目安。
拡張期血圧
心臓が拡張している間に血管内へ残る圧。
高い場合、末梢血管抵抗の上昇を反映しやすい。
一般に 90 mmHg以上で高血圧の目安。
